コミュニケーションの研修に使われているUnleashメソッドができた背景
2018年09月10日
鬱を経験し、出来たメソッド
Unleashメソッドは、代表の長浜が鬱となり、鬱から克服した過程で出来ました。
私が鬱になったのは離婚が原因でした。
離婚したその事実に対して、人が色々な解釈で言ってきました。
「人間のクズだ」
「人間失格だ」
人の言葉で傷つき、人から何度も何度もその言葉を聞くと、いつしか自分でも思ってしまって、自分で自分に「人間のクズなのだ」と言葉を投げかけ、そこから崩れて鬱になってしまいました。
ここで重要なのは、その時私はどう思ったのかというと「どうして本当の事をみんな知ろうとしないのだろう…」自分の価値観のフィルターにかけて、事実は違っているのに勝手に解釈をされていることが、とても残念でした。
この思いから、Unleashメソッドの一つ目『相互理解』ができました。
鬱を克服できたときにどんな事が起こったのかというと、
“人は人の言葉で傷つくのだけれど、人の言葉で癒される”と実感できたためです。
周りに優しい人がいたのです。
私の事を本当に心配してくれて、私の事を受け容れてくれて、その時、私は自分がダメな人間だと思っていたのだけれど、「そんなことないよ。」と言ってくれた人がいたのです。
ですから、どんな自分でも受け容れてくれると実感できたのです。
そこから今まで自分が「人間のクズだ」「人間失格だ」と思っていた事実に対する解釈を“そうではないのだ”と変えることが出来たのです。
Unleashメソッドの『受容』と『気付き』という2つができました。
対立ではなく対話のコミュニケーションへ
自分の価値観を押しつけてしまうことが多いのではないかと感じています。
「普通こうでしょ!」とか「絶対このはず!」とか「必ずこうだ」と発言する人が多いなと思います。
価値観を押しつけていくと人は物事を考えなくなり、自分の意見を言わなくなり、不満を溜めて、居心地が悪くなっていく…そう思っています。
議論だとか討論など常に自分が正しいという立ち位置で人を論破していくやり方ではなく、「あなたはそう考えているのですね」「私はこう考えているのです」これを二つ足してみるとどんなふうになっていくのかという対話を重ねていくやり方をして欲しいと思っています。
この対話がコミュニケーションの中心になっていったらとても良いと思っています。
この思いから『対話』ができました。
気持ちに寄り添い、大切にする:傾聴力と表現力
先ほどお伝えしたように私は鬱でした。こころが病んでいたのです。
ですので『気持ち』がとても大事だと思っています。
人の話を聴くというビジネススキルはたくさんあるけれど、相手の言葉の背景にある気持ちを汲むことができる『傾聴力』が必要だと思っています。
そして、自分自身の気持ちに気付き、言いづらい人にも、穏やかに冷静に私を主語にして自分の気持ちを表現していくことができる『表現力』も必要だと思っています。
そしてこの大きな二つのスキルを使って対話をしてもらいたいと思っています。
愛を形にしたメソッド
このようにして6つのUnleashメソッドができました。
これは私が人から受けた優しさに感謝をし、貢献していく。
総じて言うと『人の愛』なのです。
Unleashメソッドで、私は愛を形にしたと思っています。
愛というのは自然をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
『あるだけでいい』のです。
だから山に行くと癒される、海を見ていると癒される、雲の流れを見ていると癒される。
人で言うのであれば、赤ちゃんを見れば誰でも気持ちが良くなる、これが『愛』なのです。
インターネットの活用が進み、コミュニケーションが希薄化している今だからこそ、人と人が昔に原点を立ち返って、しっかりと顔を合わせてコミュニケーションを取り、愛を分かち合っていくことが大切だと思っています。
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