「怒り」の感情、コントロールできていますか?

2020年12月25日

先日、こども園で「怒り」の感情をコントロールすることを目的とした研修を実施しました。
保育の現場では、園児を守るために、ついきつく叱ってしまったり、子どもの怒りとの関わりで、自分のこころの感情を上手くコントロールをするのが難しいといった声がありました。

自らの怒りの感情に気づき、セルフコントロールを現場で実践できる方法を、ご紹介させていただきます。

怒りを生みやすい「べき思考」

「べき思考」とは、「~すべき」「~すべきではない」という考え方に支配された状態を言います。
この「べき思考」は、幼少期から培われている場合が多いと言われています。

小さいころから親に「○○しなさい」「○○でないとダメ」など、無意識に潜在意識にすりこまれていき、自分にも他人にも「~べき」と決めつけてしまうクセができてしまうのです。

例えば、ちょっとした子どもの行動や言動に過剰に反応したり、強く叱ってしまうことがあるのは、自分自身が過去に経験したことがひもづいていることが多く、この潜在意識に気づけると、自分の「べき思考」のクセをゆるめることができるます。

実際に研修を受けて頂いた方々から、こんな声をいただきました。
◆怒りに潜在意識があることがわかった。自分の「べき」にとらわれていたことに気づけた。

◆研修をしながら自己分析できました。「~べき」にとらわれていることがよくわかりました。怒りの原因は何かを考えて伝えていくことが大切だと改めて感じました。

◆怒りの潜在意識について理解することができ、今後の子どもの対応に実践していけたらと思います。また自分の「べき思考」が何かを探していきたいです。

つい、子どもの言葉にカッとなってしまった時、そこには自分の気持ちや過去の出来事が関係していることを思い出してみて、自分の考え方と向き合ってみることをオススメします。

自分自身の感情は、自分でコントロールできる

怒りは、自分の潜在的意識にある考え方によって増幅されることをお伝えしました。ということは、自分の考え方に気付き、自分の考え方をゆるめることができたら、怒りによって必要以上に子どもへ強く伝えることが無くなります。
では、どのように自分の考え方を緩めていくのか?その方法をお伝えします。

①考え方(思い込み)の殻を破る

例えば、「挨拶は大きな声ですべきだ」という考え方が強くなりすぎ、小さい声で挨拶した子どもに「挨拶は大きな声でしなさい」と怒鳴ってしまったことがあったとします。その時、「挨拶は大きな声ですべきだ」という考え方に対し、このように質問してみて下さい。「それは本当ですか?」「それは、100%本当だと言い切れますか?
いかがでしょう?「挨拶は大きな声ですべきだ」という考えが「そんなことないかも?」とゆるめられませんか?

②考え方(思い込み)を書き換える

先ほど、自分の考えが「そんなことないかも?」とゆるめることができたなら、「挨拶は大きな声ですべきだ」という自分の考えを必ずしも正しくない理由を考えてみましょう。
挨拶は大きな声ですべきではない。なぜならば、〇〇〇

〇〇〇」に何が入りますか?
例えば、「その声に驚いてしまう人がいるから」とか「威圧的な印象を与えてしまうから」はどうでしょう?
このように思い込みを書き換えることができると、挨拶の声が小さくても怒りは感じなくなります。

③考え方(思い込み)を肯定的な口癖に変える

これを「アファメーション」と言います。

私には無理だ      →   私はできる
失敗したらどうしよう  →   挑戦に失敗はない、あるのは学びと成長だけ
自分は無能だ      →   自分にしかできないことがある

口癖を変えると気分も変わってきますので、お試しください。

 

自己理解を深める

今回の研修で、参加者さまが興味のある項目を聞いてみました。

 ●感情をコントロールしたい
   ●自分自身を理解したい

の二つがもっとも多い声でした。

自分自身を理解することは、自らの力で感情をコントロールする力に繋がります。

最後に、受講後に参加者の皆さまからいただいた感想をご紹介します。

◆子ども自身の怒りがどこから出ているのかを知る。自分の思考は少し考えを変えるだけで違う方向に持っていける。

◆怒りの根本について怒りには様々な理由があると知った。今まで怒りを感じた時の事を思い出すと理由に上がっていたくらいから怒りを感じていたと思い返しました。怒りの理由を考え素早い解決につなげたいと思った。

◆怒りは潜在意識があるのだと印象に残りました。その潜在意識を知ることでコントロールする力ができるのだと思いました。

◆怒りに隠れた別の感情があることを自覚することで、相手に厳しい言い方をすることをさけることや、自分自身 を守ることにもつながっていくと思いました。


2時間という短い時間の研修でしたが、自分の感情を知ること、その感情の奥にある自分の考えを知ること、そして、その考えは自分自身でコントロールすることができる見通しを持っていただいたように感じます。

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