お客様実績・インタビューCUSTOMER VOICE

東洋ライス株式会社

理念教育を徹底いただいたことで、
明らかに動き方が変わる社員が出始めています。

社名:東洋ライス株式会社
URLhttps://www.toyo-rice.jp/
事業内容:総合食品加工機器製造販売事業、光学電子機器、農業機器の技術開発と製造販売事業及び、プラントエンジニアリング事業/ 金芽米、金芽ロウカット玄米、BG無洗米の製造・販売・輸出事業/コメの受託加工事業/米加工品事業/炊飯指導事業/米粉事業/発電事業/環境と美味に配慮した稲作の土作り事業、新品種の種籾事業/機能性米による日本のコメ農業の活性化事業
研修実施:2020年~

企業イメージ

おいしくて環境にやさしい『無洗米』&『金芽米』で業界に旋風を起こした東洋ライス株式会社様。

「お米に関する総合メーカー」として、日本のコメに環境と健康という新しい付加価値を創り、環境浄化と、国の医療費の削減、及び生産者から消費者に至る全ての人に、健康と利益をもたらす技術を創造しています。

そんな東洋ライス株式会社様ですが、長年の企業体質として、トップダウンの指示のもと仕事を進めることが社員の常識であり、主体的に考え行動する者は、役員も含め少なかったといいます。
そのような中、なぜUnleashの理念バトン研修(事業継承・後継者育成)を採用したのか、そして会社に、人にどのような変化があったのか、「取締役副社長 阪本様」と「営業部 次長 滝端様」にお話を伺いました。

インタビュー動画

貴社について教えて下さい。

阪本様:一言でいうと、弊社は、技術の会社です。
お米の中の石を取り除く機械を開発したことがスタートで、2021年で、創業から60年を迎えました。

対談風景
取締役副社長 阪本様

戦前から戦後にかけては、お米を精米する機械のディーラーであり、機械の販売と修理が主な仕事でした。当時の白米は、お米の中に米粒大の石が混入しており、ご飯を食べているときに、ガリッと噛んで歯が欠けることも日常的でした。そこで、当時あった機械メーカーに、石を取り除く機械を作って欲しいとお願いしたが、相手にされませんでした。

だけど、歯が欠けて困っている人がいる中で、なんとか出来ないか、と試行錯誤を重ねて完成したのが、「トーヨー撰穀機」と呼ばれる石を取り除く機械です。

トーヨー撰穀機
石抜初号機

当時としては夢のような、画期的な機械であったことから、一気に精米機器のメーカーへとなることができました。その後も、全く新しい技術を用いた機械を開発し、今では精米工場で使用するほとんどの機械は弊社のものを使って頂けるようになりました。

弊社は、「技術を創造し、広げ、社会に高度の貢献をする」という社是のもと、開発してきた技術や商品が、「社会実装」を前提としたものづくりをやってきました。
いくら、画期的な技術や商品であったとしても、その技術が社会に広がり、そのことにより大きく貢献できなければ、やる意味は薄れてしまいます。

代表的なものとして、世界で初めての実用的な無洗米「BG無洗米」の開発があります。無洗米の開発経緯は、お米をとぎ洗いする際に流れるとぎ汁による公害を無くすために作られたものになります。おかげさまで今では流通している無洗米のトップシェアを占めるまでに至りました。

SDGs貢献活動を発表
国際連合欧州本部において SDGs貢献活動を発表

こうした無洗米の普及活動に対して、環境省より大臣表彰を頂いたり、エコファースト企業にも認定され、2019年には、無洗米に関連する取り組みについて、国連にて発表する機会を頂戴いたしました。

東洋ライス社が目指す社会について教えて下さい。

阪本様:今、国の医療費は年間42兆円を超えており、人口が減少しているにもかかわらず年々増加傾向にあります。また、高度医療という名の下、医療技術も発展してきていますが、医療費が下がらない理由は、生活習慣病が大きな問題であるからだと考えています。

その原因として、食事と運動のバランスに問題があり、弊社は、食事の分野において、弊社の技術を投入することで、病人を減らし、病気にならない身体作りに貢献したいと考えています。

会社写真1 会社写真2

既に、弊社が製造・販売を手掛ける「金芽米」や「金芽ロウカット玄米」を継続的に食べていただく事で、医療費が下がったという国際的な論文も発表されたところです。

弊社は、独創技術を活用し、食生活を変えることにより、国内は元より、世界中の人の健康づくりに貢献していきたいと考えています。

アンリーシュ社の研修を導入しようとした理由について教えてください。

阪本様:以前より、弊社の将来を考えると、強い危機感を持っていました。

それは、長年の企業体質として、トップダウンの指示のもと仕事を進めることが社員の常識であり、主体的に考え行動する者は、役員も含め皆無の状況であったからです。
ましてや、今はVUCA(ブーカ)の時代で有り、予測ができない様々な事態が起こってくることが予想されます。

対談風景
取締役副社長 阪本様

社員一人一人が「自分事」として主体的に考え、行動できる力を持って貰いたいと考えていた時に、偶々、地下鉄の車内に貼っていた本の広告が目にとまり、直ぐに購入しました。「Being Management(ビーイング・マネージメント)」という、くず餅で有名な船橋屋の渡辺社長の本でした。

「目から鱗」とはこのことで「これだ!」を感じ、船橋屋さんが取り入れられている研修について調べたところ、アンリーシュさんに辿り着き、社長の長浜さんに想いのままを伝え、弊社の社風や体質に合致した研修を取り入れることとしました。

→株式会社 船橋屋様のお客様インタビューはこちら

理念教育を徹底。
組織の底上げにつながる。

研修を受けてどのような変化や成果がありましたでしょうか?

滝端様:これまでも弊社には社是があり、常に頭にはありました。ただ、これまでは本当に表面的な部分しか理解していなかったことを痛感しました。

対談風景
営業部 次長 滝端様

具体的には「技術を創造し広げ、社会に高度の貢献をしよう」は弊社の目的、ビジョンであり、ここを徹底して共有できたこと。更に、そこに向かうための道筋が2講目以降にあることです。

まずは、1人称がしっかりと「向上心を磨き、未来に夢と希望をもつこと」、その上で、2人称「おもいやりと信頼で温かい人間関係を築こう」。
これらをしっかりとかみ砕いて理念教育を徹底いただきました。

一般的な研修ではなく、弊社の形に合わせた研修を今回実施いただいたことで、弊社社員も自分の中に取り込みやすかったのではないかと思います。

そして、研修を受講してから、明らかに働き方が変わり、組織の中で部分最適と全体最適をしっかりと考え、部下育成にも注力してくれる社員が出始めました。

また、事実に対して、いろいろな解釈があることを理解したうえで、打合せでもしっかりと他者の意見を聞いたり、また、自分の考えもしっかり言えたりと、少しずつ成果は出ているのかなと思います。まだまだ、全社としての変化は少ないかもしれませんが、若い社員が次のリーダーやマネージャーになるような、組織の底上げにつながるのではないかと期待しています。

必要とするところに手を差し述べてくれる研修

アンリーシュにお願いして良かった点と、アンリーシュに対して一言お願いします。

対談風景
阪本様と滝端様

阪本様:研修を導入するにあたり重要なポイントは、講師や企業が信頼できるかどうかではないでしょうか。

長浜さんは、ご自身の経験に基づき、研修内容を組まれており、私が必要とするところに手を差し述べてくれるところが、本当にありがたいです。決まったプラグラムに基づき、強引に進めると云うことは全くありませんでした。

弊社の社員は本当に真面目で実直な人ばかりですが、反面、人として未熟な面もあり、研修も思うようにいかない場面もあったかと思いますが、そのような時でも、社員一人一人のレベルに合わせ、上手くいくようにしてくれるところも安心できる点です。また、役職者研修だけでなく、新入社員向けや、プロジェクト対応など、弊社のニーズに対してカスタマイズしてくれるところは、魅力であり心強いです。

これからも共に成長できる関係になれば何よりも有り難いです。

2021年9月
聞き手・執筆:株式会社アクティベートファクトリー

貴重なお話ありがとうございました。

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