なおこのつぶやき

自粛ばかりしてると鬱になっちゃうよ【面談力】

世間では新型肺炎拡大の懸念から、大勢の方が集まる講座やイベント自粛の動きがありますが、
講座やカウンセリングについては、通常通りとさせていただいております。
予定より縮小とはなったものの、おかげさまで、先日、第4期面談力BASICがスタートしました。

参加者に受講の目的きいてみると、うれしいお言葉が。
「なおこさんに話を聴いてもらって、本当に救われて、天使かと思いました」
天使―!!
思わずにやにやしちゃうおこたえ!
悪魔みたいなときもあるんだけどね。笑

他にも、
「話を聴けるってスゴイことなんだな、って思って」
「あの初回のカウンセリングがなかったら、今ここにいないと思います」
「わたしもなおこさんみたいに、人を解放できるようになりたいって思って」

本当にありがたい♡

人との関わりは、こころの栄養になる

話を聴いてもらえると、私たちは本当に楽になるし、うれしいし、こころ満たされます。
「聴く」ということは、相手の存在そのものを認めていく最高承認だからです。

人には承認欲求がある。
それは、多くの人が知っていることだと思います。
「承認」というと、認めることであり、具体的には褒めてもらいたいという欲求のことだと思っちゃいますよねー
もちろん、褒めるの大事、モチベーションアップには重要なこと!
でも、それも承認のうちのひとつに過ぎず。

他にも、個人的に一番印象深かったのは、企業研修で50過ぎの幹部の方の解釈。
「承認というのは、部下の企画書に上司が判を押すことだと思ってました」
えええー!
なるほど!たしかにそういうのもあるなぁ、と勉強になりました。笑

「承認」というのは、褒めることも、上司から部下の承認も含まれるのだけど、そこにとどまりません。

 

 

承認はこころを満たす栄養なんです。
承認というのは、その人の存在そのものを認めていく「存在承認」のこと。
存在承認っていうのは、「あなたがそこにいることを私は知っていますよ」ってこと。
だから、人との関わりであるコミュニケーションは、すべて承認になるのです。
おはようの挨拶や、笑顔を向けられることや、ハグしたりすること、
そして実は、怒られたり、喧嘩したりすることも。
ことばだけじゃなく、非言語や身体的にも、わたしたちは当たり前のように承認したりされたり、欲求を満たして過ごしているのです。
その中でも、聴くことは、条件も何もつかない、その人の存在そのものを認めていく大切な関わり。

自粛ばかりしてると、鬱になっちゃうよー

だから、自粛でイベント中止、休校、在宅勤務等々で、人とのコミュニケーションの質と量が落ちている今、
こころが満たされず、これからコロナ鬱になる人がたくさん出てくるのではないか、個人的にはとても危惧するところ。。

お腹が空いたらご飯を食べるように、承認であるコミュニケーションは、こころを満たし、元気ややる気の源になっているのです。

実際、全然やる気ない、眠れない、と言った声がチラホラ、、
SNS見ても、
「在宅4日目、病んできた・・・」
「寝付けないし眠りが浅くて毎日朦朧・・・
仕事はしろ、でも娯楽は控えろで、この国で生きてく見通しがまるで立たなくて何もしたくない……」

メディアの煽るような脅威的・悲観的な情報が積もり積もって、どんどん危機感と先の見えない不安が高まっていく・・・
それだけでも鬱々としてくるのに、
社会的な行動が規制されちゃうと、「楽しいことやったらダメ」という錯覚に陥ることがあり、自粛ムードがどんどん広がって、笑顔がどんどん消えていく、、

コロナ鬱にならないためには、
メディアや情報との付き合い方を考え、
読書とか音楽聴くとか、気晴らしや気分が良くなるストレスコーピングが大切です。
そして、こんなときだからこそ大切なのは、

人と関わり、話して聴いてもらうこと。
人と会って、わかちあうこと。

みんなでわかちあい、たすけあい、支えあい、励ましあい、協力しあって、
この状況を乗り切っていけたらと思う。

そうしないと、自粛ばかりしてると鬱になっちゃうよー!