ホンネ

2018年03月19日

ホンネとは

思っていることをなんでも言えばいい、ということではない。

 

ときどき、

「ホンネを言い合うのがいいことだから」

「ホンネを言えって言われたから」

と、思っていることをなんでも言ってしまう人がいます。

 

「ホンネとホンネの関わり合い」

「実は…」

といった対話が、人間関係を育て、成熟した場を創っていくことは間違いありません。

 

けれど、「ホンネで語り合う」といっても、すべての枠が取り払われているわけではない、ということを知っておいてもらいたいのです。

相手の言動を非難しない、評価しない、否定しない、という枠が、ルールとして存在することは大前提です。

 

「あなたのことは嫌い」

 

ホンネだからといって、この発言は、相手を傷つける。

ホンネがことばの暴力となってしまいます。

 

話すことの目的

なぜ、思ったことをなんでも言ってはいけないのか。

なぜなら、話すことの目的は、「人間関係」だからです。

 

コミュニケーションとは、意思・思考・感情を伝達しあうこと。

語源は、コミュニス、コムニカチオといったラテン語で、その意味は、

「こころのわかちあい」

 

なぜ人と話すのか。

コミュニケーションは、そもそも一方的でなく、わかちあうことでお互いに理解しあうこと、目の前のひとと関係を築りあげていくのが目的だということを忘れてはなりません。

先に言ったひと、声のおおきな人、力の大きなひとが、その「場」を支配することを許してはならないのです。

 

コミュニケーションの目的を意識し、ホンネのルールの枠を意識し、遵守することで、

「何を言ってもだいじょうぶ」

という安心・安全な場が生まれ、醸成されていくのです。

 

一番伝えたいこと

安全の枠を意識しているとしても、本音をうまく伝えられず、相手を傷つけてしまう場合もある。

それは、伝え方のスキルを学んでこなかったか、間違って学んできてしまった結果です。

 

「あなたのことが嫌い」

 

存在拒否は、相手に一番伝えたいことなのでしょうか。

それよりも、相手にわかってもらいたいことはあるのではないでしょうか。

それは、ひとつ下の感情にあります。

 

「意見が聞いてもらえなくて、残念だった」

「いつも遅刻ばかりで、悲しくなる」

「約束守ってもらえないと、辛くなる」

 

相手の存在まるごとを拒否をするのではなく、その行動による影響、つまり自分の気持を伝えることの方がずっとずっと大切。


これこそ、ホンネのわかちあい、相手と深い関係を築きあげる、勇気ある第一歩です。

 


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